テロ特措法

時事通信のニュースより引用

福田康夫首相(自民党総裁)と小沢一郎民主党代表は2日午後3時から休憩を挟み、国会内で約2時間10分、党首会談を行った。首相は、衆参ねじれの下で国会運営が行き詰まっている現状を打開するため、連立政権協議を打診。小沢氏は持ち帰ったが、民主党はこの後の緊急役員会で連立拒否を決め、小沢氏が電話で首相に「連立はのめない、受諾できない」と伝えた。
 与野党は先月30日の党首会談後、法案処理で歩み寄りの動きが出ていたが、連立政権構想が頓挫したことで再び対決機運が高まるとみられる。政府・与党は新テロ対策特別措置法案の成立を図るため、10日までの会期を延長する方向で検討に入った。
 会談で首相は「今の政治情勢を見て、政策を実現するための新体制をつくる必要がある」と連立を提案。新テロ法案の成立も改めて求めた。これに対し小沢氏は、自衛隊の海外派遣を随時可能とする恒久法の制定を条件に、新テロ法案成立に協力する考えを示したが、回答は留保した。
 これを受け、小沢氏は2日夜、緊急役員会を招集し、対応を協議した。しかし、「大連立は国民から批判を受け、党がもたない」(鳩山由紀夫幹事長)との意見が相次ぎ、連立協議には応じない方針を決めた。新テロ法案にも賛成できないとの考えで一致した。この後、小沢氏は「役員の皆さんは、政策協議に入ること自体も反対の考えの人が多数だった」と述べた。
 


テロ特措法に関して自民党と小沢代表の考え方は必ずしも遠くないと思う。

民主党は恒久法を制定したい。自民党は延長したかった。

そんなに変わらんでしょう。

ただ民主党の中では反対する意見も多くって、

前原前代表なんかもそうだけど

ちょっと党内分裂ムードが感じられますね。

表向きには今回連立を断ったのは野党第一党としての立場があったからってことになってますけど、

実際のところはそういうところが大きいんでしょう。

次回の衆議院議員総選挙が遅くとも2年後。

それまでに民主党しては独自の立場でテロ対策に対して政策を打ち出さないと

いつまでたっても衆議院で第一党になれないでしょうね。