参議院で野党が多数を占めているんで、
衆議院と参議院の国会のねじれ現象が起きてます。
二院制を採用している日本はこのねじれ現象が起こると国会の運営が進まなくなることが多い。
与党としては何とか手を打って法案を通さなきゃいけないわけです。
今回の連立の打診もそこが理由なんですが、
まあそれも難しいのかと。
野党としても何か政権奪取に近づく手を打たなきゃいけないわけです。
ただ総選挙まではしばらくあるこの状況で何をするか。
不信任案を出しても衆議院では少数派なので可決されるわけがない・・・
そんなときの問責決議。
不信任決議とは違って参議院でも行えるんです。
ただ法的拘束力がないので可決したからといってどうなるものではないですが、
国会は混乱するので過去の例(額賀福志郎当時防衛庁長官のとき)は結局辞職に追い込まれてます。
で、今回民主党の中でも問責決議を狙う動きもあるようですが、
鳩山幹事長は
今のところは考えておらず、世論を見ながら考えたいとしています。
このところの民主党の混乱で民主党の支持率も下がっていることでしょうし、
今闇雲に動いて自滅するのもよくないでしょうから。
総理大臣の辞職→内閣総辞職→衆議院解散→民主党勝利
ってうまくいきゃ良いでしょうけど、
今なら雰囲気的に負けそうな気がしますね。
民主党内もバラバラだし。
ただひとつ思うのは、
福田総理みたいな地味な人はじわじわ支持率上がってくるような気がするね。
地味なんで飛んだことはしない。
だから支持率が急激に変わることはないけど、
だんだん国民が福田さんに親近感を持つことによって
まあいっか
って感じで支持していくんじゃないかと。
民主党も派手なことしないで地道に活動していくのが大事なのでは?