2008/05/07-09:42 NY原油、一時122.73ドル=ナイジェリア治安悪化で連日高値更新 |
【ニューヨーク6日時事】6日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場はアフリカ最大の産油国ナイジェリアでの油井爆破をきっかけとした供給懸念の高まりを背景に3営業日続伸し、米国産標準油種WTIの中心限月6月物が一時1バレル=122.73ドルと取引時間中の史上最高値を更新した。 同限月は前日終値比1.87ドル高の121.84ドルで終了、終値ベースでも最高値を塗り替えた |
このナイジェリアの油井爆破なんですけど、
シェルが爆破されたみたいですね。
爆破したのはナイジェリアの反政府組織だとか。
ナイジェリアの政府はかなり腐敗していて、
野党にしろ与党にしろどっちも裏工作して相手を落としいれようとすることしか考えていないような状況だそうです。
この油井爆破ですが、ナイジェリアにあるニジェール川デルタというところで起こったそうです。
ここは豊富に原油が取れるためにしばしば紛争の種になるそうですね。
ここの先住民にイジョー族という人たちがいて、
ニジェール・デルタ人民志願軍(NDPVF)というのを組織したんですね。
ニジェール川デルタは世界第5位の採掘量を誇るのにその利益はすべて欧米、シェルが持っていってしまって、
自分たちは貧しいままじゃないかというのがこの紛争のそもそもの原因です。
地元の民族の弾圧が続くこの地域では欧米と結びついた軍部がジェノサイドを行っているとまで言われています。
これはいつ始まったのかというと、イギリス連邦から独立したときから対立が始まったようで、
欧米側につくものとそうでないものとが争って、
欧米側についたほうが勝ったためにこのような状況になってしまったと。
旧宗主国は独立後にその国を安定させる義務を負っているものだと思います。
自分たちの権益だけ考えていては当然こういう爆破事件、テロなどが後を絶たないですし、
経済に対する影響も大きいです。
欧米諸国にしかるべき対処を求めたいところですね。