カダフィ大佐追跡に全力=首都で抵抗継続-リビア
【トリポリ時事】リビアの首都トリポリでカダフィ大佐の拠点バーブ・アジジヤ地区を制圧した反政府勢力の連合体「国民評議会」は24日、同地区での潜伏が有力視されていたものの、発見できていないカダフィ大佐の追跡に全力を注いだ。
カダフィ大佐は、シリアのテレビ局が伝えた音声メッセージの中で「人目を忍んでトリポリを歩き、若者たちが街を守る準備をしているのを見た」と語り、「トリポリから反逆者を一掃せよ」と呼び掛けた。
メッセージの録音日時は不明だが、ロイター通信によると、同評議会側は、トリポリ南部にカダフィ大佐が身を隠している可能性が高いとみて、追跡を強化している。カダフィ派によるバーブ・アジジヤやトリポリ空港などへの攻撃も続いているという。
同評議会のアブドルジャリル代表は24日、カダフィ大佐拘束に200万リビア・ディナール(約1億2800万円)の賞金を懸けることを明らかにした。また、大佐の側近が大佐を拘束または殺害した場合、彼らがこれまで犯した全ての罪に対し、恩赦を与えることを約束した。
大佐派のスポークスマンは「6500人以上の義勇兵がトリポリに入った」と主張。同評議会が拠点を東部ベンガジからトリポリに移転する計画であることに関し、移転しても平和を享受することはできないだろうと警告した。
しかし、トリポリ市民によれば、市中心部は反政府派が管理下に置き、戦闘は起きていない。市民も外出しており、中心部の殉教者広場(旧緑の広場)では24日、反政府勢力の兵士が空に向けて祝砲を撃つ姿も見られた。(2011/08/24-23:36)
ジャスミン革命の終盤に入ってきたというのか、
最も解決に難航しているというか
現政府側がよく粘っていると。
残念ながら世界の目は
ジャスミン革命よりも
イングランドのほうに移ってしまっているような気もしますが、
実際にこの場で戦っている人たちは
あきらめることなく頑張ってほしいと思います。