AFP通信によると、ケニア軍報道官は7日、同国空軍の戦闘機が6日に隣国ソマリア南部にあるイスラム過激組織アルシャバーブの拠点数カ所に攻撃を加え、武装勢力少なくとも60人を殺害したことを明らかにした。アルシャバーブ側はこれを否定している。(時事通信)
ソマリアは1969年にクーデターによって
バレ政権が政権をとっていたのですが、
1991年に崩壊し、
それ以降無政府状態となり
治安状態が劣悪な状況になっています。
多数の難民を生み出し、
また食糧不足もあって人道危機に直面しています。
1992年以降、停戦監視及び被災民援助活動の支援のために
国連ソマリア活動が設立されたのですが、
武装勢力の激しい抵抗を受け、
1995年3月には完全撤退してしまいました。
2005年には、周辺関係国の仲介により、
ケニアにおいて暫定連邦「政府」(TFG)が発足しました。
新設されたTFG議会でユスフTFG初代「大統領」が選出され、
TFGの拠点はケニアからソマリア国内に移されたのですが、
TFGに反対する勢力(アルシャバーブなど)は抵抗を続けています。
2008年には反対勢力の中でも
穏健派のグループと停戦の合意を内容とする
ジブチ合意に署名しました。
ですが、アルシャバーブなどの反対勢力は依然として残っており、
ソマリア国内では依然として危険な地域が多い状況です。
まぁそういった背景があり、
ずっと内戦状態が続いているため
ケニア軍が空爆に打って出たということですね。
食糧もなく、治安も悪いため、
ソマリアの付近の海では
海賊がよく出るようです。
少しずつでも解決に向かっていってくれれば
よいですが。。。