激動の2011年が幕を閉じ、
まだ落ち着きを取り戻せないまま
2012年がスタートしました。
国内では東日本大震災による原発の問題、
沖縄米軍基地移設問題、
八ツ場ダムなどなど
まだまだ解決していない問題が数多く残っており、
海外では金正日死去、
ギリシャ債務問題
・・・
いろいろトピックを上げればきりがないですが、
2012年ということで
2012年問題について考えたいと思います。
何の話かっていうと
2012年には各国のトップを決める選挙が数多あるということです。
1月 台湾総統選挙
2月 イエメン大統領選挙
3月 ロシア大統領選挙
5月 フランス大統領選挙
11月 米国大統領選挙
12月 韓国大統領選挙、
また中国では代表が入れ替わる党大会が予定されています。
今回はフランスの大統領選について。
昨今のギリシャ債務問題から
ユーロの存続自体が危機を迎えています。
そんな状況ですから、
ユーロ加盟国の中で主要国の一つである
フランスのトップを決める選挙は当然注目されています。
実際、現在の政局としては
どういう雰囲気になっているかというと、
去年の秋ごろ
最大野党である社会党の大統領候補オランド氏が
候補に選ばれ、
しばらくオランド氏への期待が高まっていました。
現職のサルコジ大統領の支持率に10ポイントほど差をつけて
オランド氏の支持率が一番高かったんですね。
また、サルコジの下には
右翼である国民戦線のルペン氏が8ポイント差
と僅差の支持を得ていたんですね。
ただ最近の調査でその差が縮まったと。
サルコジ大統領がギリシャ問題解決のために
いろいろ飛び回ったことが評価されているといわれてます。
そりゃそうでしょうね。
メルケルとの共同声明やら首脳会議やら
大変忙しく立ち回っている姿を
メディアでよく見ますから。
ただやはり劣勢は劣勢。
どうしてこうなったのか、
それには面白い話がありまして、
それはサルコジさんが2007年に大統領になった時点で
ある種の矛盾をはらんでいたんだということです。
現代の世界では
基本的に市場と国家というのは相対するもの、
自由市場に対し、その調整をするのが国家
ということはお分かりいただけるかと思いますが、
フランスという国は
そもそも国家の尊厳を重視し
市場によるコントロールをどちらかというと
拒否してきたという背景があります。
その結果合理化、自由化が進まないということがあったため、
さらなる市場原理の導入を期待されてサルコジさんが大統領に選ばれたわけです。
フランスとドイツのバランスということでいうと
ドイツは経済大国、
フランスは国家力、つまり外交能力
という強みを持っていたんですが、
こういう状況ですので
経済対策が重要になってくる。
そうするとドイツに主導権を与えたほうがいいわけなんですが、
フランスは大きい顔をしたい。
そんな中でなかなか強く出れないフランスの国内で
野党からの不満が噴出したと。
そういった背景もあり
サルコジ大統領が今でも若干の劣勢を強いられていると
そういうことなんですね。
あと、フランスは
いま日本が抱えている問題の
余波を受けてしまっています。
それは原発の問題です。
フランスは全体の発電量のうち
原発が作り出す電力量の割合が非常に高いです。
日本でこういうことがありましたので、
フランスでもエネルギー戦略をどうしていくかということが
大きな争点になっています。
こういうことが起きたわけですから
一度今までの考えをクリアにして、
日本はエネルギー戦略という分野で
各国の先頭を行く政策をとらなければいけませんね。
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