一党独裁色の強い国では
選挙制度が公正じゃないっていうのが
問題の一つでしょう。
ロシアという国がどういう国かっていう部分は
お分かりかと思いますが、
BRICsの一つに挙げられる国としては
リーマンショック以降
経済的にかなり停滞している状況が続いています。
GDP成長率でも4%程度と
ほかのBRICsの国が10%程度の成長率を維持していることを考えると
かなり厳しい状況が続いているのかと。
今の大統領はメドベージェフ氏でありますが
実質的にプーチン氏が権力を握っているといわれています。
そして今年の大統領選で再びプーチンがその座に就こうとしているわけですが
やはりプーチン氏の独裁政治にはついていけないと
国民が反対集会を開いているわけですね。
ただプーチン氏が大統領をやっていた時代には
経済状況も良好だったこともあり
また既得権益でいい思いをしている人たちや
「強いロシア」を標榜している人たちは
いまでもプーチン志を押しているわけですね。
面白いのはこの部分
今回の抗議運動で主体となっているのは、ロシアで「中間層」と呼ばれる人々だ。政府推計で98年当時は人口の5~10%程度だったが、現在は20~30%を占める。モスクワでは、平均月収4万~5万ルーブル(約10万~12万5000円)が一定の目安になるという。
モスクワで昨年12月24日に開かれた抗議集会の出口調査では、調査対象791人のうち7割が大卒以上の学歴を持つと回答。職業別では、専門職の社会人が46%、実業家や役職に就く社会人が25%を占めた一方で、学生や主婦など所得のない市民は14%だった。高学歴で一定の収入を持つ階層が参加していることを裏付けている。
やはりある程度の経歴を持っている人は
独裁政治をやっているようでは
この先のロシアが危ぶまれると、
また重要ポストに人や
現政権反対派のメディアの人が
次々に更迭されている国ですので
自分の身を守るためにも
野党政権を支持していかなければいけないのです。