北朝鮮、米朝合意の破棄表明 ミサイル開発を継続

【ソウル=尾島島雄】北朝鮮外務省は17日、「人工衛星」と主張した長距離弾道ミサイル発射について国連安全保障理事会が非難の議長声明を採択したことを「安保理の不当な振る舞いを断固として全面排撃する」と批判する声明を発表した。「宇宙利用の権利を行使していく」と強調、今後も長距離弾道ミサイル開発を継続する方針を表明した。

 朝鮮中央通信の報道を朝鮮通信(東京)が伝えた。外務省声明は2月の米朝合意に関して「我々はこれ以上朝米合意に拘束されない。必要な対応措置を自由にとれるようになった」と破棄を言明。「これにより生じる全ての結果は米国が全責任を負うことになる」と強調した。

 北朝鮮が米朝合意の破棄を宣言したことで、当面は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が強硬姿勢を続ける見通しとなった。関係国の自制要求を振り切って3回目の核実験を強行する可能性もある。

 米朝双方は北朝鮮がウラン濃縮活動やミサイル発射を停止する見返りに米国から24万トンの栄養補助食品支援を受けることなどで合意していた。

 安保理は16日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難し、制裁対象の拡大検討などをうたった議長声明を全会一致で採択した。

今回の失敗はこれからの金正恩体制の発足を盛り立て行く中で

かなり屈辱的な失敗になっているかと思います。

そもそも、北朝鮮のミサイル・核開発の技術供給の元を探っていくと

元々の供給源になった旧ソ連・ロシアや中国を含めて、

パキスタン、イラン、エジプト、シリア、ミャンマーなど、

数多くの関係国が出てきます。

 今回のテポドン2の原型ミサイルについては、

「1段目は中国の中距離弾道ミサイル(IRBM)東風3A(CSS2)や

東風4(CSS3)に酷似している」(グローバルセキュリティ)との説や、

「米情報当局者によると、ロシア人技術者から入手した」(米議会調査局)

との説などあり、未確定のようです。

今回発射には失敗したが、

その性能など詳細はベールに包まれています

日本に向けたミサイル(こちらはノドンでしょうか)の発射は

25日に予定されているというような話もあります。

周辺国として対話を続けて落ち着かせつつ、

良い意味で金正恩を教育していく体制を

周辺諸国でとっていかなければいけないでしょう。

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