ユーロ崩壊への終末シナリオ

総選挙後の連立政権樹立に失敗したギリシャの大統領府は18日、パプリアス大統領が19日に再選挙実施に向け議会(一院制、定数300)を解散すると明らかにした。6月17日に投開票が行われる選挙は、ユーロ圏残留のため緊縮財政を継続するのか、放棄して離脱への道を歩むのかを問う重大な審判となる。

この件の流れとしては
今月の6日にギリシャで総選挙が行われものの
過半数を占める政党が現れず、
また連立政権の樹立にも失敗したため、
再選挙を行うと。

要はどの政党も議席数が足りなくて
政権すら作れなかったと。

6日の選挙では
緊縮財政に反対する急進左派連合が大きく議席数を伸ばしたわけなんですが、
緊縮財政を断念しようとすると、
ユーロからの財政援助は緊縮財政を条件になされているため
ユーロの離脱を迫られる可能性が高いと。

急進左派連合の主張では
結構楽観的でユーロの離脱は避けられるといっているようですが、
現実味がないということで
現時点では緊縮財政を主張する第一党の新民主主義党が再び支持層を拡大しているようです。

急進左派連合の主張は
「実際緊縮財政なんかやってたって経済は良くならないでしょ?
もっと公共投資をして雇用の創出をしたりしなきゃ」
ということ。
ユーロの離脱については
「ユーロを抜けろって言われちゃったらつらいけど
実際抜けろなんていわれないでしょう」
という感じですよね。

ギリシャだけの問題なら
どんどんお金をばらまいていくのが経済学的な筋なんでしょうが
今回はギリシャだけの問題はとどまらないので、
そりゃ他国の動向も見て判断してほしいです。

現在の世論としては、
急進左派連合のいうような楽観的なことにはならないんじゃないか?
という雰囲気になってきており、
新民主主義党が再び支持を集めているようです。

ギリシャの国民がどういった判断を下すのか注目です。

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