ポートフォリオの基本は
σp≦ωiσi+ωjσj
だと個人的には思っています。
つまりは個々の証券を分散して投資することによって
そのポートフォリオのリスクが
構成している証券のリスクの加重平均以下になるということです。
もうちょっと噛み砕きますと
σp=√ωi2乗×σi2乗+ωj2乗×σj2乗+2ωiωjρijσiσj
という風に求められまして、
√(ωiσi+ωjσj)2乗=ωiσi+ωjσj
以下であるということです。
σp:ポートフォリオの標準偏差(リスク度合いと思ってください)
ωi,j:証券に対する投資割合
ρij:は証券それぞれの証券の相関係数
i,jはそういう証券があると思ってください。
大事なのはこのρijの部分で
つまりはiとjという証券にどれだけの相関関係があるかと。
相関関係とはたとえば証券iが10%値上がりしたとき
証券jがどのような動きをするかということで、
たとえばρij=1であれば証券jも同様に10%値上がりすると、
ρij=-1であれば10%値下がりするということになります。
-1≦ρij≦1と決まっているので
上の式に当てはめると、
ポートフォリオを組んだ結果のリスクは
それぞれの証券のリスクの加重平均以下であると。
つまりは分散投資をしたほうがリスクは低いですよ~ってことです。
みんなややこしいことを考えるんですね~。