主要上場企業が業績予想の前提とするユーロの想定レートがばらついている。実勢レートに近い1ユーロ=90円台後半の企業が2割近い一方、105~109円とする企業も2割に上る。欧州債務問題の不透明感からユーロ相場が見通しにくいためで、業績予想の変動要因となる可能性がある。
7月以降、4~6月期決算などに併せて2012年度の想定レートを公表した時価総額上位50社の企業が対象。東京外国為替市場の3日17時時点で1ユーロは95円台半ば。集計では100円が18社、100円より円安が23社、90円台が9社だった。最も円高の想定(95円)と最も円安の想定(109円)で14円の開きがあった。
全体の6割は100~103円で、「各国が対策を取ることを考慮すれば90円台半ばは想定しにくい」(キヤノンの田中稔三副社長)との見方が多い。一方、97円と、従来の想定から6円円高に見直した三菱自動車は「実勢レート近辺でみるのは当然」(首脳)とする。レートを据え置いた企業は約4割に達した。
50社平均の想定レートは101円程度。大半の企業は想定レートが足元より円安で相場次第で業績予想の変動要因になる。欧州売上高の多い精密大手7社は今の水準だと合計400億円前後の減益要因となる。
今日のレートは97円前半ですが、
97円~103円くらいのレンジかなぁと思っているので、
キャノンはずいぶん強気な想定だなと。
各国が対策をとっても今の状況になってるんだから
回復には時間がかかるんじゃないかなーと思うんですけどね。
今年度は秋くらいまでは
意図的に決算も悪い数字を出して
次期の増益幅を拡大させないと株価の回復にもつながらないので
ある程度保守的な想定をしたほういいだろうと思うわけですよ。
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