日本時間の今日11日に発表になるノーベル文学賞ですが、
イギリスのブックメーカー「ラブドロークス」の予想では
村上春樹氏が1位になっています。
村上氏は私の大学の先輩にあたるわけですが、
個人的にあまり好きではありません。
一つは作品が長すぎること。
長編大作がすべてではないと個人的に思っているので
正直1Q84も読んでいられません。
二つ目は原発への考え方。
カタルーニャの演説でしたでしょうか、
彼は核に対するの「NO」を強く提言していました。
あえて、原発=核ということを意識しての発言でした。
しかし、そんな単純なことで片づけてしまっていいのか?
原発だって核と同じだし(英語だと同じnuclearという言葉になることも含め)
もちろん使い方を間違えれば危険なことだって起きる。
ただ、日本における原発は技術力の象徴であったし、
環境に対する健全性の面においても有効な手段でした。
また、原発がストップしてしまえば企業や家庭では節電を余儀なくされ、
当然企業の生産性も下げざるを得ない事態に陥ってしまいます。
今まで日本が成長してきた過程の一部に原発は確かにあるんです。
想定が甘かったとか事故後の対応が甘かったとか、
もちろんそれはそれとして問題ですが、
原発そのものが必要か必要じゃないか、
それはそんな単純な話じゃない。
そんなことであまり好きじゃないんです。
さて受賞するのかどうなのか??