法相の私的懇談会「出入国管理政策懇談会」(座長・木村孟文部科学省顧問)は20日、
出入国審査の緩和に向けた報告書をまとめ、
谷垣禎一法相に提出した。
テロや犯罪と無関係と判断できる外国人ビジネスマンについて、
出入国手続きを自動化する「トラステッド・トラベラー(信頼できる渡航者)制度」の導入が柱。
法務省は法整備を含めた具体策の検討に入る。
政府は2010年に閣議決定した「新成長戦略」で、
訪日外国人を20年代初めに2500万人とする目標を掲げた。
法務省はビジネスマンや観光客の増加には出入国審査の緩和が必要と判断。
11年10月に有識者でつくる検討会議を設置し、議論を進めてきた。
トラステッド・トラベラー制度は、
犯罪歴がないなどの条件を満たした外国人の出入国手続きを自動化する取り組み。
報告書では、初来日の際に指紋情報を登録しておけば、
次回から無人の「自動化ゲート」で
指紋認証とパスポート照合を行うだけで出入国を可能とする仕組みを提案した。
審査官による面接が要らず、
待ち時間などが短縮できるという。
まずビジネスマンを対象に運用を始め、
将来的には観光客への拡大も検討する。
ただ導入には入国管理法の改正などが必要になるため、
運用開始は早くても15年度以降となる見込み。
また日本人と在留外国人の出入国者を対象としている既存の自動化ゲートの増設も提案。
羽田、成田、中部国際、関西国際の各空港の審査場ごとに1台ずつ設置しているが、
利用者は一部にとどまっている。
自動化ゲートの利用が進めば、審査官を新たな外国人旅行客への対応に回すことができ、
スムーズな受け入れにつながると見込む。
報告書はこのほか、
乗客数が2千人を超えるクルーズ船で訪れた外国人乗客を指紋認証だけで上陸許可する制度について、
対象船舶の拡大なども検討するよう求めた。
アベノミクスや三本の矢といった話が盛んに言われる中で、
人の出入りの話が沈下してしまったなぁと思っておりました。
竹中平蔵氏も年初の講演で、
「いろいろ意見はあるのは承知だが、どういう結論をとるにせよ
もっと人の受け入れに関して議論をしていかなければいけない」
という趣旨の話をしていたなぁと。
ビザ関係の仕事をする我々行政書士としては、
出入国に関してもっと間口が広がればなぁと思うわけであります。
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