投信コスト見える化 で何が変わるか?

日経新聞6/28の記事の話です。
投信コスト 見える化 カブコムや三菱UFJ国際、個人の証券投資促す

金融庁がコストを実額で明示せよと言ってきたことは
以前の記事などでも書いたところです。

内容としては
信託報酬の実額を開示していくということなのですが、

個人的に信託報酬の実額ってそんなに信頼できるものか?
と。

信託報酬というのは運用資産に対して、
所定の年率を日割にした率をかけた金額が日々引かれることになるわけで
そうすると運用資産が日々変わるのだから
今後の信託報酬の実額なんて出せないのではないかと。

例えば現在の基準価額ベースで
年間の信託報酬を出していいのであれば
分配金利回りみたいなのも提示してしてしまっていいんじゃないのかと。
(社内ルールで分配金利回りの提示を禁止している金融機関が多い)

未確定なものを数値化するという意味では同じじゃないでしょうか。

そして、金融庁がよく言うやつ。
「貯蓄から資産形成」が進まないのは、投信など金融商品のコストがわからないことが一因

一因じゃないとは言わないけど、
コストが高いからって理由で投資しない人は見たことないですよ。
これはすでに投資している人にとっては恩恵はあるんでしょうけど
貯蓄から投資への流れが進むかといわれると
別に大した問題ではないのではと。
いや、もっと他にやることあるんじゃないかと。