最近
J-REIT価格が下がる要因と考え方
のブログの閲覧が増えてきたので、
その後、私なりに考えたJ-REIT価格が下がる要因について
書いていきたいと思います。
既にYouTubeの方では何回か話しているのですが、
9月の上旬まで不動産株が軟調だったことと関係があるのではないかと思うのです。
例えば三井不(8801)
日本株全体が北朝鮮リスクなどに押されやや軟調だったのはありますが
特に下げ幅がきつかった印象です。
あとは三菱地所(8802)
こちらも同様にTOPIXなどと比べても出遅れていました。
この2銘柄が出遅れていた要因は
他の大手デベロッパーに比べて外国人持ち株比率が高いこと
そしてアウトレットなど有力な商業施設を持っていること
なのではないかと思います。
トイザらスの報道でもありましたが
アメリカでは従来の小売業がAmazonの台頭によってなかなか厳しい状況に追い込まれています。
商業施設ががらーんとしているという話を聞きます。
そのような状況が日本でも起こっていると考えた外国人投資家が不動産株を売ってきたのではないのでしょうか?
そして、REITの方でも同様に外国人の売りが入り、
さらに毎月分配の売りが入ったのではないかと。
不動産株はようやく持ち直してきましたが、
REIT価格の方は外国人の動向と毎月分配の売りの両方があるから上がりにくいのではということです。
この考えはREITのIRや不動産企業のIRに行ってどうして株価が上がらないのかという質問に対する
答えとして「国内の不動産市況について正当な判断がされていない、割安であることが伝えきれていない部分があるのでは」
という回答が多かったため
私としてはこのような結論になりました。
また、投資部門別売買動向などを見てもやはり法人と海外投資家の売りが多いなという印象です。
参考にしていただければ幸いです。