ということであんまり経済問題には
手を触れたくないのですが、
さすがにここまで大きい問題であれば
触れないわけにもいかないですねと。
事の発端は
ギリシャの債務が膨らみすぎましたねと。
それで、市場は参加者の思惑で動きますから
そろそろギリシャやばいんじゃないっていう投資家心理が
どんどん大きくなってここまで来てしまったと。
まぁ財政的には破たん状態なんですよね、実際は。
ただ、またリーマンショックのようなことがあってはいけないので
何とかソフトランディングを目指したいと。
まぁもうリーマンショックくらいの感じになってますけどね。
で、各国どうしようかと考えて、
いい施策を考え付いては相場が回復し、
やっぱり危ないんじゃないっていう話になれば
急落すると。
その繰り返しなんですよね。
じゃぁどれくらい続くの?
たぶんしばらく続くんじゃないですかね。
5年とか10年とかのスパンで。
考えられる解決の方法は
これからあげる3つくらいでしょう。
①ユーロ崩壊
つまりはギリシャの脱退と。
ユーロが解散するわけではないです。
そんな大きなことにはしないでしょう。
ただ、この方法はあまり現実的ではないです。
というのは、
ユーロというのはそもそも経済的な合理性を求めてできたものではなく
政治的な思惑の中で出来上がったものなのです。
ですので数字だけを考えてギリシャを脱退させるというのは考えにくい。
しかも、脱退させると
通貨安になって債務が2倍くらいに膨らむようです。
②財政統合
ギリシャ独自の財政を認めず、
ユーロのほかの国なりの財政と統合してやっていく。
まぁこれもギリシャが許さないでしょうと。
③応急処置の繰り返し
何か起きたら各国首脳が話し合ってそのたびに解決していくと。
結局こういう方法しかないんじゃないでしょうかね。
各種データを見ていると
実際不良債権の処理などでこの問題を解決するために
2,000~3,000億ユーロくらいの資金が必要なようです。
そんな金をすぐに動かすことができるかというと
ユーロという塊の性質上難しいでしょう。
ですので、今のような乱高下を繰り返しながら
徐々に改善し回復していくという見方がだとうなんでしょうね。
EFSFとかいろいろ考えてくれて
まぁ投資家はそのたびに好感するわけですが、
結局は実効性ですよね。
あと、興味深いのは
今日破たんしたMFグローバルという金融機関。
ジョン・コーザイン氏という人がCEOを務めていたのですが
ゴールドマンサックスの共同CEOやニュージャージー州知事を歴任したと。
で、GSのCEOを務めていた時に同じく共同CEOを務めていた人との
ライバル争いで負けてしまった形になってしまったんですね。
それでその後MFグローバルのCEOになり、
GSを見返すために奮起したと。
リーマンショック後に安いところを買いまくってやるってんで
欧州の債券を相当買い込んだそうですね。
側近が心配しても長年の相場観があるから大丈夫だと。
まぁこんな状況になったら
吹っ飛んでもしょうがないですよね。
というギリシャ問題の話でした。