S&Pショック

アメリカの債務上限引き上げの騒ぎがあり

程なくして、S&Pの米国債格付け引き下げのうわさが流れました。

今でもS&Pの引き下げについては議論がされていて

正しい数字に基づくものだったのかというところから

そもそも格付け機関が3社に寡占されているような状況は

いかがなものなのかとか、

そんな議論にまでなってきています。

個人的な意見としては

格付け機関が3社になってしまった背景は置いといて

格下げをした機関に対して

かなりの圧力をかけているように見えるのは

気のせいでしょうかと。

米政府は元になったデータを提出しろだのなんだのと

かなりの攻撃態勢。

まさに報復かと。

逆にその自体を避けるために

フィッチとムーディーズは

本来格下げをすべきであっても

正しい判断ができないのではないかと。

S&Pの格下げ判断に対し

米政府がどういう結論を出すか

じつはその辺

今後の証券市場全体にも大きくかかわる問題だと思っています。

東電株主総会

東電の株主総会があったようで。
6時間の長丁場だったそうですが、
まぁよく6時間で終わったなと。
議決に関しては、
ほとんど大口の株主の依頼書を取り付けていたということで
実際個人投資家の意見は
ほとんど聞き入れられなかったと。
東電を非難すべきところは
個人投資家の方と同じ部分が多いですが、
脱原発という意味では、
やはり現時点では反対というのが
個人的意見。
まずすべきは
月ごとに過去の統計からみる
必要電力量を計算する。
原発を除いた現状の発電設備で
必要電力量をまかなえる量を計算。
火力発電所を新たに作るのはCO2削減の意味からも幻日ではないので
自然エネルギー発電設備で残りの必要電力量を賄うためには
どれだけの設備が 必要かを計算。
その上で必要電力量を安定的にこえるためにのに足りない分を原発で補う。
というスタンスが必要であろう。
被災者、福島の方には申し訳ないが
頭ごなしに脱原発というのは
その他のことを考えなさすぎるのではないかと思ってしまう。
ところで自然エネルギーに関して
当然安定的な電力供給というのは難しいであろうから
天候デリバティブなどを活用し、
リスク回避を図る。
もちろん金銭的なプラスにしかならず、
天候デリバティブによって電力を生み出すことはできないから、
天候デリバティブの利益を新たな発電システムの研究開発や
新たな発電所の建設の費用にあてると
いいのではないでしょうか。
とりあえずエネルギー政策に関して今考えることはこんな感じです。

東日本大震災一旦まとめ

これだけ時間もたってますので

今さら大変だったねぇとか

東電どうなってるんだとか

政府も早く動けとかを書くつもりはありません。

エネルギー政策の観点から。

福島第一原発建設時、

1960年代の話になりますが

日本は高度経済成長の真っ只中

今の中国・インドと同じような状況でしょうか。

産業化が進む中、

電力需要の増加

火力発電所の燃料価格の上昇を受け

原子力発電への期待が高まり

建設へと乗り出す。

当時、福島第一原発の付近の住民への説明の際

実は原発の安全性についての住民の反発はあまりなかったそうです。

安全性うんぬんよりも

補償の問題、

要するにいくらくれるのかと。

その問題が大きかった。

地元民の意識としては

日本のエネルギー政策の一環として

原子力発電というのはごく自然なものとして受け入れられ

その方向性を信じて疑わなかった。

その辺の意識って

太平洋戦争のときの感覚に近いものがあるんじゃないかと。

みんな日本は戦争に勝てる。

日本はこの方向性でいいんだ。

こうやって世界の覇権を握るんだって

みんな思ってた。

でも最後は結局間違ってた。

太平洋戦争の前までは

仕方なかったとしても最後は

あぁ間違ってたんだって気づく。

(いろいろ意見はあるんでしょうが)

今回の原発の事故で同じような思いが出てくるんじゃないか。

なんか自分たちが信じてたことって間違ってたんだなって。

単純に原発は安全だって言ったじゃないかって不満が

あまりでてこないのは

そういう背景があるからなんじゃないかなと思ったわけです。

今後、どういう方向性が示されるのかはわからないけど

そういう意味では

原発が間違ってたねっていうことと

いややり方さえ間違えなければ原発はいいものなんだ

っていうこと

どっちに転ぶかで日本の未来も実は大きく変わってくるのかもしれません。

弟と兄と

金正恩氏、序列6位か=閲兵式出席者を紹介-北朝鮮

 【ソウル時事】ラヂオプレス(RP)によると、11日の朝鮮中央放送は、10日に行われた北朝鮮の労働党創建65周年を祝う閲兵式に出席した幹部の名前を報じた。金正日総書記の後継者の三男金正恩中央軍事委員会副委員長は5番目に紹介され、欠席した趙明禄政治局常務委員を含めると、権力序列6位とみられる。
 趙氏の活動が長らく伝えられていないことから、正恩氏の序列は事実上の5位ともいえる。(2010/10/12-10:50)

金正恩氏の世襲について

金正男氏がインタビューに答えたらしい。

3代も世襲を続けることは好ましくないが

内部の事情を考えると仕方がないと。

ふらふら世界を旅して周り

変な風貌で現れる正男氏だが

かなり実力はあり

頭も切れるんだろう。

実はこの人が北朝鮮のトップに立てば

民主化へだいぶ近づくのではないかと思っている。

やはり世界を見ている人は

ずっと北朝鮮しか見ていない人間とは違う。

金正恩氏がこれからどういう方向に持って行くのかはわからないが、

正男氏の助言を聞きながら北朝鮮を動かして行くのもひとつではないか。

引き続き中国

「領土問題、妥協せず」=強硬姿勢を解説-中国外交官

 【北京時事】27日の在仏中国大使館のウェブサイトによると、劉海星・駐仏臨時代理大使は26日、パリで開かれた建国61周年を祝う行事であいさつし、漁船衝突事件をめぐり中国側が日本に対する強硬姿勢を崩さないことについて、「領土、主権にかかわる問題で妥協や譲歩の余地がないことを示すものだ」と解説した。
 中国は、日本側が漁船船長を釈放した後も謝罪と賠償を要求、菅直人政権を困惑させている。劉氏は、「(事件をめぐり)われわれは連続して日本側に強烈に反応している」と中国政府の対応が極めて厳しいものであることを強調した。
 さらに、「中国政府の立場は一貫しており、断固たるものだ」とし、菅政権は中国側の立場を理解していないといら立ちを示した。(2010/09/27-21:09)

いやいや。

上等じゃないのよ。

徹底的にやりましょうよ、菅さん。

こんなもん譲歩する必要はない徹底的に話し合いましょうよ。

相手がうんざりするまでやりましょうよ。

これ以上一歩も引けないよ。

でも、そこを押し切れないのが

「寄せ集め政党」の弱さでもあるんだよね。

社民党が連立から外れたのがまだ救いだよね。

んでこういう時って

いっつもロシアとかがしゃしゃり出てきて

北方領土の問題まで出してきたりして

(今回もそんなことを示唆するような声明もあったらしいし)

日本はますます不利になるんですよねぇ。

でも意外と中国との領土問題って

尖閣諸島くらいなんですよね。

あとは韓国かロシアで・・・

とにかく強気にやっていってほしい。

情けない

「隠れた指揮権発動あった」=自民党の谷垣氏

 自民党の総裁は26日夜、都内で街頭演説し、中国漁船衝突事件で検察当局が日中関係を考慮して独自の判断で中国人船長を釈放したと説明していることについて、「政治主導が聞いて笑わせる。実際は隠れた指揮権の発動があったと思う」と述べ、釈放は政府の判断との見方を示した。
 また、政調会長も「内閣不信任に値する。菅内閣は国家を担う資格、覚悟、見識を持ってない」と批判した。
 谷垣、石破両氏は、党シャドーキャビネット(影の内閣)の新設をアピールするために都内で開いた街頭演説会で、幹事長、総務会長や「閣僚」らとともにマイクを握った。(2010/09/26-20:58)

本当に残念です。

ニュースでいわれてるとおり、

自ら外交カードを放棄してしまったというのは本当にそう。

外交ってものはカードをいくつ持っているかが勝負。

大事なカードをどうして自分から捨てますか?

日本が外交に弱いといわれる所以ですね。

NOといえる日本人じゃないけど、

毅然とした態度で立ちむかわなくては。

今の中国は経済力の強さで

ただでさえ強気でやってくるんだから

相手に有利な展開を作らせちゃいけない。

日本人の常識は通じないし

時には条約も国際裁判の判例も通じないことも

今まで何回もあったんだ。

ミサイル発射

ついに北朝鮮がミサイルを発射したということで

数日前から厳戒態勢がしかれて

今か今かと待っていたわけですが

撃ってきましたと。

ここでミサイルを発射する理由は

オバマへの牽制だったり

金正日がまだ元気だってことのアピールだったり

後継者を決めるために権威を見せつけるようにとか

六カ国会議が行き詰ってるもんでその打開策だったりね。

そんな背景はいろいろでしょうけど

今回はテポドンを撃つことによって

アメリカにも届く兵器があるんだぞっていう

アピールなんでしょうから

じゃあ日本はどうしたらいいかって

ただ飛んでったミサイルを眺めてるだけじゃなくて

日本に落ちる落ちないは別にして

迎撃してやりゃよかったんだと。

太平洋に届くミサイルがあるんだって結果を見せる前に

打ち落としちゃえば

北朝鮮側としても

せっかく撃ったのに・・・

みたいなかんじで

予想と違う展開になってよかったんじゃないかなぁと。

多少無理あるけど。

久々に

ということで

話題の中川大臣ネタを。

まぁ批判はいろいろ出てるし

ひとしきり野党議員やらコメンテーターが言いたいことを言ったと思うので

個人的に思うことを。

自分のことを考えると

まずものすごい日本人っぽい性格だなと思うし、

どこかこう暗いというか自分を突き通すことができない部分があるし。

そんなことを思うと

麻生さんって言うのは

ほんとに人間らしいなって思うんですよ。

首相としてどうかは置いといてですよ。

その場しのぎの発言をして批判されて意見を変えて。。。

ものすごく人間らしいなと。

特に日本人っぽいなと。

あんな風貌だし、あんな声だから

堂々として頑固でってイメージだけど

中身はすごく日本人っぽい性格なんだなと思ったりしたわけですよ。

だったらもっとメディアとか活用して

国民の目線に近いところまで下りてくればいいのになと思うんですよね。

ここのところ政治がどうも遠い存在になっているいうか

国会のなかだけのものになってしまっている感じがして。

小泉さんの話になりますけど

良いか悪いかは別にして

国民と政治の距離をぐっと近づけてたわけですよ。

で麻生さんに対してもそれくらいの期待があったんだと思うんです。

あの秋葉原での演説とかを考えるとね。

だからもっと国民に訴えるような形でメッセージを発信してほしい。

これだけの金融危機の状況なんだから

たいしたことは期待してないですよ。

中身は問題じゃない。

(中身は重要ですけど)

いい意味で人間味あふれる人だからこそ

それができるんじゃないかなって思ったりもしたわけです。

ガザ地区侵攻

国連学校を攻撃、40人超死亡=パレスチナ側犠牲者635人に-イスラエル軍

 【エルサレム6日時事】パレスチナ自治区ガザで6日、イスラエル軍の戦車が国連の運営する学校に攻撃を加え、少なくとも40人が死亡、数十人が負傷した。医療関係者の話としてAFP通信などが伝えた。昨年12月27日の軍事作戦開始後のパレスチナ側の死者は子供少なくとも160人を含む635人、負傷者も2900人を超えた。一般市民らの犠牲者拡大が顕著となってきた。
 ロイター通信によると、国連の学校への攻撃では2台の戦車の砲弾が校外で爆破を起こし、校舎内外で砲弾の破片が飛び散るなどし、学校に避難していた難民や周辺の住民が犠牲となった。
 これより先、ガザ南部の都市ハンユニスの学校もイスラエル軍の攻撃に遭って2人が死亡。ガザの難民キャンプにある学校も空爆で3人が死亡した。
 一方、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの掃討作戦を展開するイスラエル軍は6日未明、ハンユニスに武装ヘリコプターの支援を受けた戦車部隊を侵攻させた。目撃者によると、これに対してハマス側は応戦した。同地に軍が入るのは3日夜の地上戦開始以来初めて。

そもそもガザっていうのは何なのかって話で

イスラエルっていう国の中でパレスチナ人の自治区とされている地域がいくつかあるんですね。

でその代表的なのがガザとかエリコとかの地区なんです。

で中でもガザっていう地区は昔からかなり荒れることが多い地区なんですね。

ガザ地区は周りは高い壁に囲まれててイスラエル側に完全に管理されているんですね。

ですから、何かあればガザの住民を巻き込んで動乱を起こすということがよくあります。

パレスチナの事に関してはこれから何回かに渡って書いて行こうと思いますが、

一応今回の件では

今年6月に停戦が発行されてその期限が12月19日までだったと。

でその停戦合意が切れて瞬間にハマスがイスラエル側にロケット弾を撃ち込んで

その報復としてイスラエルの空爆が始まったと。

まあブッシュの任期切れとかもあるのでその辺の隙を狙ったという部分もあるんでしょうしね。

しばらく目が離せませんね。

いつまでたっても

朝日新聞の社説です。

その責任を果たすために、与野党に提案したい。予算の成立が遅れていちばん困るのは国民なのだから、早期成立を最優先に譲り合うことだ。

今回の予算には 財政出動による景気対策や

非正規労働者への雇用保険適用などが盛られている。

確かに、今最も重要視すべき問題が09年度予算に託されているといっていいでしょう。

ただ、こうした雇用問題、景気悪化は

痛みを伴う改革の結果ということができるでしょう。

経済の効率化を図るばかりに

非正規労働者が増加。

企業にとっては景気に柔軟に労働力を増減させるので

賃金、労働力は計算上と違い

実際には下げにくいという側面を見事に回避し

柔軟な経済対策をとることができる。

正直なところ

それを歓迎したのも国民ではなかったんでしょうかと。

痛みっていうのはそういう意味でしょって。

いいときにはいいけど

悪くなったらとたんに批判って言われても・・・

ただ、政府だってそりゃいろいろ対策を打たなきゃだめですよ。

衆議院解散だってそのひとつなんじゃないかと思うんですけどね。

もういつまでたっても無理なんだろうけど。

いっそ無理だったら無理やり突っ走るのもひとつなんじゃないかと思うんですけどね。

もっと強力な指導力があれば。