2009年

今年の展望というかなんと言うか・・・

おそらく今年は当然のことながらアメリカの動向、

これに始まりこれに終わるというくらい

アメリカが注目されるんでしょう。

世界的な金融不安からどう脱却するか、

ブッシュ政権が残して行った中東問題とどう向き合って行くか、

他にも細かい問題は山積みですが

とりあえずはまずこの不景気からの脱却。

おそらく中東問題についてはおいといて景気対策をという選択をしてくるものと思います。

でなきゃやっぱり納得いかないでしょう。

外交問題はしばらくヒラリーさんに任せとけばいいんじゃないかと。

それくらいしないとこの不景気は動きませんよ、ホント。

グリーンニューディールやらIT政策やらってことですから

公共投資による雇用創出、

財政バランスは無視してでも景気刺激策を行うと。

やっぱり2000年代の方向性っていうのは若干間違ってたんだろうなと。

ただ小さな政府を目指していても

これだけ経済が肥大化してくるとそれだけじゃうまく回らないんでしょうね。

だって経済の中にいるのは人ですから。

みんなが予想された行動をとるわけじゃないしね。

前政権によって動かなくなったアメリカを、

オバマの指導力でどんどんうごかしていってほしいですね。

オバマ歴史的勝利を探る

ちょっと古い話になってしまうが、

大統領選のネタをちょっと考えていこうかと。

歴史的大勝利といっても一般得票率はそこまでの差はない。

オバマ53%、マケイン46%(だったかな?)

ただ、アメリカの選挙制度はご存知のとおり州ごとに選挙人を総取りする方式を採用しているので

(ネブラスカ州とメーン州で例外有)

選挙人の数の差を見てみると

オバマ365人、マケイン173人と大差でした。

オバマの選挙対策としては

まず4年前の選挙でケリーが勝った州での支持を固め始めた。

そのまま民主党に流れる州もあれば、

当然どちらに転ぶかわからない州もある。

さらに最後まで競り合って僅差で勝利したバージニア、フロリダ、コロラドなどの州もある。

オバマの今回の勝利の特徴はバージニア、インディアナ、ノースカロライナなど

長年民主党候補が勝てなかった州での勝利ができたことだろう。

無党派にアピールすると言っていたマケインが

共和党民主党どちらにも揺れるいわゆるスイング州で勝てなかったこともオバマのすごさを感じさせられます。

ではオバマの勝因はなんだったんでしょうか。

①ブッシュ政権への不満

②オバマの人間性への魅力

③インターネットを駆使した資金集め

(普通は大口のスポンサーから巨額の資金援助を受ける)

④予備選の盛り上がり

⑤人種票 黒人、中南米系住民など

⑥旧来の住民構造からの変化

⑦金融危機

⑧サラペイリンへの嫌悪

ってところだそうですよ。

まぁブッシュ政権への不満と金融危機、そしてオバマの魅力ってところが大きいんだろうなあって

思います。

これからかなり難しい問題が山積みですが、

ひとつひとつ冷静に勝つ迅速に対応していってほしいなぁと思います。

ロシア正教??

新総主教、1月末に選出=2月1日に即位式-ロシア正教会

 【モスクワ10日時事】ロシア正教会の総主教代理を務めるキリル府主教は10日、死去したアレクシー2世の後継の新総主教を選出する宗教会議が来年1月27~29日にモスクワで開催され、2月1日に第16代総主教の即位式典が行われると発表した。インタファクス通信が伝えた。

どうも日本人は宗教という感覚について鈍いんじゃないかといういうことを

自分を例に挙げてかんがえたもので、

こんな記事を取り上げます。

そもそもロシア正教とは何なのか?

元をたどれば一番上に「正教会」というものがあって

各地域・国によって組織を区分けしているものらしく

ギリシャ正教とかポーランド正教みたいなものが存在するらしいです。

ですから宗教(宗派)としては正教会でひとつということらしいですね。

そして記事にあるアレクシー2世さんがなくなったので今回新しい総主教選出せにゃいかんと。

余談ですが20世紀のロシア正教は激しい弾圧を受け

その中でもなんとか耐えしのいで

今またロシア人の心のよりどころとして信仰を得ているそうです。

というのもソビエト連邦が成立してから

共産主義は基本的に無神主義を採るわけですから

キリスト教なんておかしいだろうと。

ということでフルシチョフなんかからかなりの弾圧をね。

こういう宗教が他国の人々のよりどころとなっているということを考えると

日本人はどうなんでしょうかね?

熱心な仏教信者はいいですけど

そうでない人は何を信じてるんだと。

・・・占い?

日米関係は・・・

オバマ政権も友好関係継承=イノウエ米上院議員が麻生首相に

 麻生太郎首相は1日午後、首相官邸で日系米国人のダニエル・イノウエ上院議員(民主党)と会談した。この席でイノウエ氏は、来月下旬に発足する民主党のオバマ次期政権について「引き続き友好的な日米関係を継承するだろう」との見方を表明。世界的な金融危機への対応で日米が協力していくことを確認した。

そりゃあそういうでしょうけど。

やっぱり中国よりの政策をとられてしまうんじゃないかっていうのが日本としての懸念ですよね。

そりゃ中国を重視して行くって言うのは世界経済を考えた上では当然のことでしょう。

じゃあ日本も中国との関係を強化してと。

そうもいかないですよね。

やっぱり強く出なきゃいけないところは強く出ないといけないですから。

6カ国協議とか北朝鮮と中国が反発しても、

アメリカがそちら側の意見に賛成してしまっても。

バランスをとりながら言う所は言って行ける日本であってほしいと。

そんな極端に右になられても困りますけどね。

日本がこの場合立つべき位置って言うのは

アジアの代表国として、

アメリカの同盟国として、

アメリカと中国をつなぐ役割なんだと思いますね。

その役割を果たせずに、アメリカと中国が直接話を進めて行くようでは

やはり日本は国際情勢を見誤ったと言うほかないんじゃないかと。

もう遅いのかもしれませんけどね。

麻生さんもそりゃ言いますよ

筋弛緩剤を誤投与、患者死亡=鳴門病院、抗炎症剤と取り違え

 徳島県鳴門市の健康保険鳴門病院(増田和彦院長)で、70代男性の入院患者に抗炎症剤を投与するところを、誤って筋弛緩剤を点滴し、死亡させていたことが19日、分かった。同病院が記者会見し、明らかにした。既に県警へ届け出ており、鳴門署は原因の捜査を始め、投与を指示した女性当直医ら関係者から事情を聴いた。
 同病院によると、男性は約3週間前から肺炎などで入院していた。死亡したのは19日午前1時45分ごろ。男性は18日夜、高熱が出たため、当直医が抗炎症剤「サクシゾン」を投与するよう指示。午後9時すぎから男性に点滴を始めたが、実際には筋弛緩剤「サクシン」200ミリグラムが投与された。
 男性は点滴の約1時間後、呼吸も平静で眠っていたが、看護師が午後11時45分ごろに病室で確認した際、呼吸が停止しているのに気付いた。
 当直医は院内情報システムの電子カルテ端末で「サクシ」と3文字を入力し、サクシゾンを処方したつもりだったという。薬剤師は受け取る伝票に「サクシン」と記載されたため、筋弛緩剤を処方。受け取った看護師は当直医にサクシンの投与でいいか確認したが、当直医はサクシゾンと思って了承したとしている。
 同病院はサクシゾンを扱っておらず、端末に「サクシ」と入力すると、サクシンと表示されるが、当直医が気付かずにそのままクリックしたらしい。男性の症状から通常使用する解熱剤よりサクシゾンを投与するのが適当と判断した。
 当直医は4月から勤務。同病院がサクシゾンを扱っていないことを知らなかったという。

麻生さんが日本の医者不足について語った話の中で

社会常識が欠けている人が多いといって非難されてましたが

こういう医療ミスって言うのはやはりあってはならないことだと思います。

当然人の命を預かる職業ですから。

その認識は常に持ち続けなきゃいけないでしょう。

ただ今回のような医療ミスって言うのは医者だからとかいう問題でもなく

医者としての腕の問題でもなくて

人として一つ一つの作業を集中して行えるかということなんだと。

判断を間違えたのではなく

ただのミスなんですから

それを防ぐ手立てはいくらでもあったと。

薬を処方するときの確認方法をもっと徹底するとか

まあ実際現場でどういう風に行われているのかわからないので

具体的なことまでは言えませんが。

ただ人として簡単なミスで人の命を奪うようなことは決してあってはいけないと。

タッグ

ヒラリー氏に国務長官打診か=「真剣な議論」と米CNN

 【ワシントン14日時事】米CNNテレビは14日、オバマ次期米大統領が13日にヒラリー・クリントン上院議員と会談した際、国務長官ポストに関心があるかどうかを打診したと報じた。クリントン氏はこれについて、「推測も発言もしない」と述べ、言質を与えていない。
 オバマ氏は13日、クリントン氏とシカゴで会談し、次期政権における同氏の役割について話し合ったとされる。CNNテレビは民主党関係筋の話として、「クリントン氏が国務長官ポストに関心があるのかどうかを測るための真剣な議論が行われた」と伝えた。同筋によれば、クリントン氏は自分さえ望めば、ポストが手に入ると感じたという。

国務長官でヒラリー。

なかなか面白いんじゃないですか?

これだけ混乱してるアメリカを

とにかく話題性のあるニュースを持ってきて改善して行くと。

ヒラリーだったら国務長官としてもかなりしっかりとした仕事をしてくれるんじゃないかって感じもしますし。

一つ気になったのはG20にオバマ陣営が一人も参加しなかったこと。

やっぱり次期政権を担うとなれば参加してほしいところですよね。

ブッシュ陣営だけの参加だったら大して身の入る議論もしなかった感じもあるし、

オバマに丸投げみたいな感じになっちゃった感じもあるし。

奥田座長

マスコミに報復してやろうか=厚労行革懇の会合で-奥田座長

11月12日21時30分配信 時事通信

 政府の「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の奥田碩座長(トヨタ自動車相談役)は12日に首相官邸で開かれた会合で、厚労省に関するテレビなどの報道について、「朝から晩まで年金や保険のことで厚労省たたきをやっている。あれだけたたかれるのは異常な話。正直言ってマスコミに報復してやろうか。スポンサーでも降りてやろうかと」と発言した。
 奥田座長は「ああいう番組に出てくるスポンサーは大きな会社ではない。地方の中小とかパチンコとか」とも述べた。
 これに対して、委員の1人である浅野史郎前宮城県知事は「スポンサーを降りるぞとか言うのは言い過ぎ」ととりなした。

なかなか過激な発言ですねぇ。

そんなに奥田さんが怒るようなことなんでしょうか?

行政機関で働いているということはそれだけせきにんのおおきい仕事なわけです。

公務員はパブリックサーバントなわけですからそれぐらい叩かれるわけですよ。

まぁマスコミがやりすぎるというのはいつものことでしょう。

ちょっとね、マスコミもマスコミなんですが・・・

それにしてはちょっと言い過ぎなのではと・・・

田母神航空幕僚

空自の論文応募、指示は否定=田母神氏、改憲も主張-参院委で参考人質疑

 日本の過去の戦争に関し政府見解に反する論文を発表し更迭された田母神俊雄前航空幕僚長への参考人質疑が11日午前、参院外交防衛委員会で行われた。田母神氏は航空自衛隊員94人が同じ懸賞論文に応募したことについて、幕僚監部教育課長に応募要領を紹介したことは認めながらも、「わたしが(応募を)指示したと言われているが、指示したとすれば1000人を超える数が集まる」と述べ、応募への指示は否定した。
 田母神氏は、論文で「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬ」などと主張したことに関し、「(日本の侵略行為を認めた)村山富市首相談話と私の論文は別物だ。村山談話を公然と批判したことは全くないし、論文の中でも全く触れていない」と弁明。懸賞論文を募集した民間企業「アパグループ」との関係については、「車代を含め資金提供は一切受けていない」と強調した。
 また、集団的自衛権の行使を認めていない現在の憲法解釈について「(憲法を)改正すべきだ。国を守ることにこれほど国民の意見が割れているものは直した方がいい」などと持論を展開。さらに、「わたしの書いた論文はいささかも間違っていると思わない」と主張した。「政府見解によって(自衛官の)言論を統制することはおかしい」とも述べた。民主党の浅尾慶一郎、犬塚直史両氏らへの答弁。 
 一方、田母神氏の懲戒処分の手続きを取らず定年退職扱いとしたことについて、浜田靖一防衛相は「田母神氏が自衛官の身分を保有したまま、自らの意見をさらに主張すれば、隊内外に与える影響が大きいと判断した。われわれが取り得るべき最善の措置だった」と迅速に対応する必要があったと説明した。自民党の小池正勝氏への答弁。
 田母神氏は以前にも、空自の内部誌「鵬友」で政府見解と異なる論文を発表したことがあるが、これに関し防衛相は「チェックしていなかったことは事実で、それは問題だった」と述べた。
 田母神氏は、「真の近現代史観」をテーマにした自らの論文が政府見解に反するとして、10月31日に空幕長を解任され、今月3日に定年退職となった。

言論の自由を掲げて自らの意見を主張し続ける田母神氏ですが、

こんなふざけた話はないと。

だいたい目がいっちゃってますよね。

あんな人を野放しにしてたら本当にシビリアンコントロールが成り立たないと。

あの人は自由というものを履き違えてるということですよ。

いわれているように自分の立場というものをわきまえてくれと。

そして言論の自由には公共の福祉による制限があると。

そんでもってやっぱり金が絡んできたりして

結局裏でいろいろ動いてるんだなということになるんですね。

あんな人に退職金を払うこともばかばかしいですよ。

はい。

常任理事国入り

読売・朝日の社説に非常任理事国入りについてかかれていたのでそれについて。

今回10回目の安保理入りということで

最多なんですね、日本。

私がちっちゃかったときから常任理事国入りの議論はされてたのは覚えてるんで

まだ実現には結びつかないと。

まあ当時は常任理事国入りの是非を争っている状況でしたけど。

今は世論としては常任理事国入りを目指そうってことでまとまっているようですから。

常任理事国入りは日本の国際社会の中での地位を明確に示すために

ぜひ目指して行きたいところじゃないかと。

この前のテロ指定解除のときもそうですが、

やはり日本なめられすぎじゃないかと。

これだけの経済大国なのに、

国連にも相当金出してるのに、

こんなに軽く見られちゃってていいんですかと。

日本はアメリカの植民地じゃないというところを見せてやらにゃいかんのです。

6カ国協議ってなんですか??

本来日本と北朝鮮がサシで話すべきところを

中国に気を使ったりして6カ国なんて形になったりして。

アメリカは中国には気を使っても日本には気を使わない。

そんな風に思われてていいのかと。

外交が言葉の戦争というならもっと強く出て行かないと。

こうなったのも結局サンフランシスコ講和条約、日米安保条約からの体制にあるんだと。

国防はアメリカに任せてしまうという、そして経済成長に注力すると。

まあ経済成長はうまくいったものの外交は結局他国の言いなりになるのみ。

原因は何?

軍隊がないから?

ちがうでしょ。そんな抑止力に頼ってたってしょうがない。

軍隊を外交の力に使うことは最低だと思います。

それはわれわれが目指そうとしている国際社会ではない。

武力を何も持たず丸腰で国際社会に出る。

そして言いたいことを言ってやる。

そんなことで攻め込まれるようなら攻め込む国が間違っているし、

当然国際世論の批判を受ける。

世界は少しでもその方向に向かって行かなきゃいけないんです。

ただ日本は軍隊を持ってもいいのかなとは最近思ってるんです。

結局その理想に世界が追いついてこないから。

ただ集団的自衛権については別で、

そもそも集団的自衛権っていう考えが嫌いです。

でも、それって今だからかなって。

みんなで仲良くできたらいいと思うからかなって。

新党と公明党

自・民の一部で新党も=衆院選後に-森元首相

 自民党の森喜朗元首相は14日夜、埼玉県三郷市で講演し、次期衆院選後の政治情勢について「政局の大変動を意図している人たちもいないわけではない。(そういう人は)民主党の一部と自民党の一部が協力し、新しい党をつくることを考えている節もないわけではない」と述べ、自民、民主両党の一部議員による新党結成の可能性を指摘した。 
 森氏は、自民、民主いずれが比較第一党になるかなど、新党結成に発展する場合の具体的な状況については言及しなかった。
 また、森氏は、民主党の小沢一郎代表が2大政党制を目指す考えを示していることに関し、「あの方は基本的に公明党が嫌いで、根底は『切ってしまえ』という考えだ」と指摘。その上で、「(次期衆院選で)自民党だけ、民主党だけで過半数を取るのはなかなか難しいので、公明党が重要な役割を担う」と述べた。(了)

新党結成ですか。

二大政党制にはまた遠くなってしまいますね。

政党というものを考えていくと、

結局二大政党制がいいのか多党制がいいのかわからなくなりますが、

なんだかんだ多党制がいいのかなって思ってます。

微妙な問題をYesかNoの二択に限定されてしまうのも違うと思うし、

二大政党制になっても結局政党内で意見が多様化して

派閥が出来上がってしまう。

結果今の自民党のような形になってしまうのではと。

公明党が重要な役割をと書いてありますが、

その公明党も創価学会との政教分離の影響で

なかなか運営が厳しいと言うことが島田裕己先生の記事に書いてありました。

公明党もいよいよあり方を考える時期なんじゃないでしょうかね。